朝が早いラクロス選手の食事のポイントは?

早朝から練習を行う事が多いラクロス選手の食事で気をつけるべきいくつかのポイントをお伝えします。

1.朝食を必ず食べる! 朝食には白米などの炭水化物を必ず摂取する

朝は身体のエネルギーが少なくなっているため、筋肉を分解したりしながら身体からエネルギーを作り出そうとしています。そのため、エネルギーが入ってきた事が身体に知らされるまではこの分解は止まる事がありません。
エネルギーが入ってきた事を知らせてくれる食品が「炭水化物」なのです。
フルーツにはこの働きはありませんので朝食に何を食べるかはとても重要です。身体が分解を止めていないまま、更に運動で消費エネルギーが増えてしまうと、身体の分解が加速するだけです。筋肉量も減り、パフォーマンスも下がり、更にはお昼ご飯でやっとエネルギーが入ってきた事を知らせる事になるので、その時には久しぶりに入ってきた炭水化物のエネルギーを脂質として体脂肪に貯蓄しておこうといった働きが起こってしまい、筋肉量の減少だけでなく体脂肪の増加に繋がります。

2.練習中のエネルギー補給にはフルーツやフルーツジュースを

フルーツに含まれる糖は身体がエネルギー不足の時にはすぐにエネルギーに変化する性質があります。そのため、練習中に摂取する事ですぐにエネルギーへ変化するため、バテずに動き続ける事ができるのです。なお、エネルギーが不足していない時のフルーツの摂取はエネルギーとして使われることはなく、脂肪細胞へと蓄積されるため、食べるタイミングはとても重要です。

3.練習直後にはおにぎりとたんぱく質(プロテインでもOK 唐揚げはNG)をなるべく早く補給

+お昼ご飯も炭水化物とたんぱく質と野菜をしっかり摂取する。※ラーメンは月1回くらいに!
練習後にプロテインなどでたんぱく質を摂取する選手は多いかと思いますが、それに加えて大切なのが、炭水化物の摂取です。練習後はエネルギーが不足しているので、エネルギー不足の状態が続くと筋肉の分解を促進してしまいます。いち早くエネルギーを身体に届けてあげる事で、筋肉の分解を抑制する事ができるのです。更にエネルギーが身体に届けられると身体は吸収モードに変わるため、そのタイミングでのたんぱく質摂取は、効率よくたんぱく質を体内に吸収してくれるため、練習後は炭水化物とたんぱく質両方の摂取が必要になります。

4.夜は出来るだけ消化に時間のかかる脂質の少ない食事を心がけ、早く寝る!

夜は内臓の活動が抑制されてきますので、消化吸収の働きが弱まってきます。これは人間は夜行性ではないので、夜はエネルギーを必要としないためです。そのため、消化の機能が弱まっている夜に脂質の多い食事を摂取すると不要な脂質として体脂肪に蓄えられてしまいます。夜遅い食事も体脂肪を増やす要因となりますので注意をしましょう。どうしても夜にバイトがある、といった事もあるかと思いますので、その場合は夕方に晩御飯を済ませる事が理想的です。何よりもラクロッサーの皆さんは朝が早いので夜も早く寝る生活ができる事が理想的ですね。

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